通販サイトを見ながら自慰行為に及んだ経験はあるだろうか?
私はある。
前回、格安ファッション通販のSHEINを延々と掘り、下着や水着の購入者レビューを眺めながら、現代にひっそりと残された素人着エロの可能性について考えた。

本人はサイズ感を伝えるために写真を投稿しているだけ。
それなのに、洗面所の鏡、散らかった寝室、生活感のある照明、モデルとは違う生々しい体形まで一緒に写り込む。
最初からエロく見せようとして撮影された写真ではない。
だからこそエロい。
では、SHEINと同じような格安通販サイトとして知られるTEMUでも、同じ遊びができるのではないか。
そんな疑問を抱き、私はTEMUの奥深くへ潜ってみることにした。
結論から先に言うと、TEMUでもシコることは可能。
ただし、SHEINと同じ探し方では効率が悪い。
SHEINが巨大な女性用衣装部屋なら、TEMUは中国のドン・キホーテとホームセンターと雑貨問屋を混ぜ合わせ、無限に増殖させたような場所。
服を探していたはずなのに、いつの間にか電動ドライバー、偽物っぽい昆虫標本、犬用サングラス、便器の隙間を掃除する謎の棒を見せられている。
そんな混沌の中からエロを発掘する、通販サイト版の砂金採りである。
TEMUってどんな通販サイト?

TEMUは、消費者と多数の販売業者、メーカー、ブランドをつなぐマーケットプレイス型の通販サービス。
TEMU公式サイト:https://www.temu.com/
公式情報によれば2022年にアメリカ・マサチューセッツ州ボストンで設立され、PDD Holdingsが運営する海外向けECプラットフォームとして展開されている。
サイトを開くと、衣類、靴、バッグ、化粧品、家具、工具、家電、スマホ用品、ペット用品、玩具、カー用品など、とにかく大量の商品が並ぶ。
何かひとつのジャンルに特化した専門店ではない。
巨大なオンライン市場に無数の販売者が商品を持ち寄っているような構造だ。
価格は全体的に安く、割引表示やタイムセール、クーポン、ゲーム風のキャンペーンも頻繁に登場する。
商品ページをひとつ開けば、関連商品として似たような商品が次々に表示されるため、目的もなく眺めているだけで平気で数十分が消える。
と言うか絶対公式に許可を取っていないであろうキャラクター物の商品が平然と並んでいたり、普通にアダルトグッズも売っている。
買い物依存への入り口としては恐ろしいが、エロ画像を掘る場所として考えるなら、この節操のなさは悪いことばかりではない。
SHEINとTEMUは何が違うのか
SHEINとTEMUは、どちらも格安商品が大量に並ぶ海外通販サイト。
見た目も似ているため、同じようなサービスだと思われがちだ。
しかし、エロ目的で利用する場合は、両者の性格の違いを理解しておいた方がいい。
SHEINは女性向けファッションが圧倒的に強い

SHEINは自社をファッション・ライフスタイル通販として位置付けており、現在は生活雑貨や外部販売者の商品も扱っているが、中心にあるのは今でも衣類やファッション関連商品である。
女性用下着、水着、ミニワンピース、ナイトウェア、ヨガウェアなどの品ぞろえが深く、同じカテゴリの中にも膨大なデザインが存在する。
ブラジャーひとつを取っても、普段使い、盛りブラ、ノンワイヤー、シームレス、ストラップレス、レース、透け素材と細かく分かれている。
エロい服を探すという目的に対して、最短距離で答えへ向かえるのがSHEIN。
あとTemuに比べると日本人ユーザーのレビュー投稿が多い。
TEMUは服以外の品ぞろえが圧倒的に広い

一方のTEMUは、ファッション専門店ではなく総合マーケットプレイス。
ランジェリーを見ていた直後に、収納ケースや電動工具を勧められることも珍しくない。
女性用衣類の種類自体は多いものの、SHEINほどカテゴリが整理されておらず、商品名や説明文も販売者によってバラバラ。
似た商品が別の販売者から何度も出品されていたり、同じような画像が連続して表示されたりすることもある。
SHEINは一応ファッション通販サイトと言った感じだが、Temuは完全に闇市。
YoutubeのTemuレビュー動画を見てもかなりギャンブル性が強い雰囲気を感じる。
TEMUはSHEINほど着用レビューが充実していない
SHEINでエロいレビュー写真が集まりやすい理由のひとつが、ポイント制度。
SHEINの公式案内では、条件を満たした文章レビューにポイントが付与され、商品写真を添付すると追加ポイントを獲得できる仕組みが案内されている。写真付きレビューを投稿する明確な動機が用意されているわけだ。
TEMUにも購入者レビューや写真投稿の機能はあり、投稿したレビューやプロフィール情報が他の利用者に表示される場合があることは公式プライバシーポリシーにも記載されている。
ただし、TEMU日本版の公開情報を確認した限り、SHEINのような「写真を付ければ一律で追加ポイント」という固定制度は確認できなかった。
そのため、レビュー欄に投稿される写真も商品によってかなり差がある。
ランジェリーの商品ページを開いても、着用写真ではなく、袋から出した下着をベッドや床に置いて撮影しただけの写真が並んでいることも多い。
購入者の肉体を期待してレビュー欄へ進んだのに、待っていたのはシワだらけの布。
抜こうとして開いたのに、検品作業を手伝わされているような気分になる。
TEMUではレビューより商品画像を狙う
TEMUで効率よくエロを探すなら、一般購入者の着用レビューだけに期待しない方がいい。
TEMUの強みは、商品画像そのもの。
多数の販売者が似た商品を出品しているため、同じ種類のランジェリーでも撮影方法がまるで違う。
白背景で商品だけを撮影した画像もあれば、モデルが着用している画像、寝室風のセットで撮影された画像、体の一部だけを大きく写した画像もある。
商品によっては、布面積よりモデルの尻の面積の方が広い。
下着を売りたいのか、尻を見せたいのか。
販売者本人も途中から分からなくなっているのではないかと思うほど、商品説明として必要以上に攻めた画像が混ざっている。
TEMUは素人着エロ写真集というより、世界中の販売者が持ち寄った怪しい格安グラビア倉庫なのだ。
とは言っても探せばむしろSHEINより検閲が甘いのか乳首が映ってる写真も見つかったりしてそれがTemuらしさではある。
TEMUで狙いたい商品カテゴリ

TEMUでエロい商品画像やレビューを探すなら、最初から露出の多いカテゴリへ向かうのが基本。
「おすすめ商品」を漫然と眺めていても、掃除用品とスマホケースに埋め尽くされて終わる。
ランジェリーとベビードール

最も分かりやすいのは女性用ランジェリー。
ブラジャーとショーツのセットだけでなく、レース下着、ベビードール、ガーターベルト、オープンクロッチ風の商品、透け素材のナイトウェアなどが大量に見つかる。
検索するときは「女性 下着」だけでなく、次の言葉も試したい。
・ランジェリー
・レースランジェリー
・ベビードール
・シアー ナイトウェア
・ストリングショーツ
・ガーターベルト
・セクシー パジャマ
同じ商品でも、検索語を変えると別の販売ページが表示されることがある。
最初に見つけたページの画像が大人しくても、関連商品を数回たどると突然布面積が激減する。
TEMUのエロ探しでは、商品を選ぶというより、関連商品の穴へ落ち続けることが重要。
水着とマイクロビキニ

水着は下着よりも堂々とモデル写真を掲載しやすいカテゴリ。
ビキニ、三角ビキニ、ハイレグ水着、紐水着、モノキニ、カットアウト水着など、露出の多い商品が見つかる。
特に狙い目なのが、ビーチで実際に着るには少し勇気が必要そうな商品。
胸を覆うというより、乳首の所在を何となく隠しているだけ。
尻を包むというより、尻の谷間へ紐を案内しているだけ。
そんな水着まで平然と販売されている。
水着の商品ページはモデル画像の枚数も比較的多く、正面、後ろ、横、胸元のアップなど、さまざまな角度から確認できる。
購入する予定が一切なくても、サイズ感だけは誰よりも詳しくなれる。
ボディストッキングと網タイツ

TEMUで個人的に見逃せないのが、ボディストッキングや網タイツ。
全身を網目状の生地で覆うだけの商品なのに、商品画像では当然モデルが実際に着用している。
服としての情報量は少ない。
ほぼ人体。
商品説明のために必要な画像という建前を守りながら、実質的には全身フェチ写真として成立している。
検索語は次のあたり。
・ボディストッキング
・フィッシュネット
・全身 網タイツ
・シアー ストッキング
・サスペンダー ストッキング
・ガーターストッキング
日本語で結果が弱い場合は、「fishnet bodystocking」「sheer bodysuit」など英語で検索すると別の商品が出てくる場合もある。
ヨガウェアとレギンス

露出より体のラインを楽しみたい人には、ヨガウェアやレギンス。
胸を強く固定するスポーツブラ、尻の割れ目へ生地が入り込む立体縫製レギンス、腹部を締め付けるハイウエストウェアなどが並んでいる。
ランジェリーほど露骨ではないが、体形を確認する必要がある商品なので、モデル写真は正面だけでなく後ろ姿も多い。
特に「ヒップアップ」「スクランチ」「シームレス」などの言葉が商品名に入っているレギンスは、尻を見せること自体が商品の機能説明になっている。
鍛えられた尻。
肉付きのよい尻。
不自然なほど中央へ寄せ集められた尻。
実用性を確かめるという大義名分のもと、さまざまな尻を見比べられる。
補正下着とシェイプウェア

補正下着は、着用前後の比較画像が掲載されやすいカテゴリ。
腹部、腰、尻、太ももなど、どの部分を締め付ける商品なのか分かりやすく見せる必要があるため、体のラインを強調した写真が使われる。
セクシーランジェリーのような華やかさはない。
色も黒やベージュが中心。
しかし、肉が生地へ押し込まれている様子や、太ももとの境目にできる段差には、補正下着特有のフェチがある。
完成されたモデル体形よりも、肉がどこへ逃げようとしているのか分かる体の方が好き。
そんな人には意外な穴場。
コスプレ衣装とパーティー衣装

TEMUはSHEINよりも雑貨やパーティー用品の幅が広いため、コスプレ風衣装も探しやすい。
メイド、ナース、バニー、ポリス、制服風衣装、悪魔、天使など、どこかで見たような格安コスチュームが並ぶ。
本格的なコスプレ衣装というより、ハロウィンやパーティー用の簡易衣装が中心。
その分、スカートは短く、生地は薄く、胸元は大胆。
実用性を犠牲にしながら、見た目だけに能力値を全振りしている。
「コスプレ」だけでは子ども用衣装なども混ざるため、「大人用」「レディース」「セクシー」などの言葉を組み合わせて探した方がいい。
エロい商品を効率よく掘る方法

TEMUの商品数は多すぎる。
ひとつずつ開いていては、右手を使う前に人差し指がスクロールで疲れ果てる。
効率よく探すには、いくつかコツがある。
商品一覧の時点でモデル画像を選ぶ
最初から商品だけが白背景に置かれているページは、開いても商品だけの写真が続く可能性が高い。
一覧画面でモデルが着用している商品を優先する。
特に全身写真ではなく、胸元、腰、尻などを大きく見せている商品は期待値が高い。
並べ替えでトップセールスを選択する
レビュー件数が多ければ、それだけ写真付きレビューが投稿されている可能性も上がる。
ただし、TEMUでは商品写真だけを投稿しているレビューも多いため、レビュー数が多いからといって必ず着用写真があるとは限らない。
数百件のレビューを開いて、見つかったのが袋に入ったパンツ一枚。
そんな敗北も受け入れる必要がある。
関連商品を何度もたどる
TEMUでは、検索結果の一番上に最も過激な商品が出てくるとは限らない。
最初は普通のブラジャー。
そこからレースブラ、透けブラ、ベビードール、ボディストッキングと関連商品をたどっていくうちに、徐々に露出度が上がっていく。
ゲームで地下深くへ降りるほど敵が強くなるように、TEMUも奥へ進むほど布面積が減る。
日本語と英語の両方で検索する
販売者によって商品名の付け方が違うため、日本語だけでは見つからない商品もある。
「ランジェリー」で結果が弱ければ「lingerie」。
「網タイツ」なら「fishnet」。
「透ける服」なら「sheer dress」。
検索語を少し変えるだけで、急に別世界への扉が開くことがある。
商品名を真面目に読みすぎない
TEMUの商品名は長い。
「女性用セクシー無地伸縮性通気性快適日常パーティーバケーション春夏秋用」のように、思いついた単語を全部詰め込んだような名前も多い。
文章として理解しようとすると脳が疲れる。
商品名は検索用の呪文。
重要なのは画像だけである。
SHEINとTEMU、シコるならどちらが優秀?

これは日本人目線で言えばSHEINの圧勝。
SHEINの方が日本人のレビューも多いのもあって実用性は高い。
ファッション中心なので下着や水着の商品数が多く、写真付きレビューを促すポイント制度もある。
自宅の鏡で撮影された生活感のある写真や、モデルとは異なる現実的なサイズ感を楽しみたいならSHEIN。
一方、モデル画像、奇抜な衣装、怪しい商品、予想外のフェチを広く掘りたいならTEMU、外国人のおばちゃんがほぼ乳首丸見えの写真を投稿しているレビューなんてのはSHEINでは見つけるのは難しい。
SHEINでは自分の性癖に合う服を探す。
TEMUでは自分でも知らなかった性癖を発見する。
似ているようで、役割はかなり違う。
SHEIN
・女性向けファッションが中心
・ランジェリーや水着の種類が深い
・一般購入者の着用レビューを探しやすい
・生活感のある素人着エロ向き
・目的のカテゴリへ一直線に進みやすい
TEMU
・服から工具まで何でもある
・コスプレや謎のフェチ商品を発掘しやすい
・着用レビューの充実度は商品ごとの差が大きい
・販売者が用意したモデル画像を楽しみやすい
・関連商品を掘り続ける探索型
どちらが上という話ではない。
AVとエロ漫画を比べるようなもの。
求めているエロの種類が違うのだ。
TEMUは巨大な闇鍋グラビア倉庫である
TEMUはアダルトサイトではない。
商品を販売するための通販サイトであり、モデルも購入者も、誰かを興奮させるためだけに写真を掲載しているわけではない。
それでも、体に密着する服や布面積の小さな商品を扱えば、説明のために人体を見せる必要が出てくる。
下着の形を説明するための尻。
ブラジャーの支え方を説明するための胸。
レギンスの伸縮性を説明するための股間。
すべては真面目な商品情報。
だが、見る側の下半身まで真面目でいられるとは限らない。
SHEINが意図せず巨大な素人着エロ写真集になったサイトだとすれば、TEMUは巨大な闇鍋グラビア倉庫。
当たりの商品を一発で見つけられるとは限らない。
何十ページ掘っても、工具と収納用品しか出てこない夜もある。
しかし、諦めずに関連商品をたどり続けた先で、商品説明としては明らかに尻を見せすぎている一枚に遭遇する。
その瞬間、これまで見せられた便器ブラシも犬用レインコートも、すべて無駄ではなかったと思えるはずだ。
あとがき

SHEINでは、目当ての下着や水着を選び、レビュー欄を開けばいい。
だがTEMUでは、そう簡単にはいかない。
ランジェリーを探していたはずなのに、関連商品へ進むたびにスマホケース、草刈り機の替え刃、車の傷を隠す謎のペン、便器に貼り付ける小さなカエルなどが次々と割り込んでくる。
性欲を維持したまま商品を探し続けること自体が、ひとつの修行である。
それでも時々、どう考えても商品の説明に必要な範囲を超えて尻を強調している写真や、モデルの体しか目に入らない謎のランジェリーに遭遇する。
目的の商品へ一直線にたどり着けないからこそ、偶然見つけた一枚の破壊力も大きい。
TEMUでシコるという行為は、エロい写真を探すというより、世界中の怪しい商品が積み上げられた巨大な倉庫へ入り込み、その奥に隠された当たり画像を発掘する作業に近い。
効率は悪い。
再現性も低い。
途中で性欲より買い物欲が勝つ危険もある。
だが、検索履歴に「網タイツ」「補正下着」「犬用ヘルメット」「電動爪切り」が同時に並ぶような夜は、TEMUでしか味わえない。



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